第2回 キミコエ・オーディション

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<span style="font-weight:bold"><オーディション合格者特典「1年間レッスン」を終えて>林 幸矢×古沢 勇人オンラインふり返りインタビュー</span>

2020.09.30

第2回 キミコエ・オーディションの合格者特典「映像テクノアカデミア(※)での1年間レッスン」を修了した林 幸矢さんと古沢勇人さんに、レッスンを終えた感想や今の想いをインタビュー。

映像テクノアカデミア声優科主任の佐藤宏樹さんにも同席いただき、レッスン時をふり返りながら今後の活動に向けた意気込みを語っていただきました。

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|お互いの成長している姿に刺激を受けて

キミコエ:映像テクノアカデミアでの1年間レッスン(「アニメコース ステップ2」)をふり返ってみて、率直な感想を教えてください!

林:僕はこれまで本格的に演技の勉強をしたことがなかったので、オーディション合格後にレッスンを受講することになり期待がふくらむ反面、戸惑いもありました…。

オーディションの時は周りのファイナリストたちについていくのが精いっぱいで感覚的に挑んでいたのですが、合格当時は「自分が本当にグランプリで良かったのかな」という雑念があり、まっさらな気持ちで学ぶことができてなかったように感じていました。

試演会(昨年11月に行われた舞台発表)の時期には環境に慣れてきたのもあり、そこからは実のあるものになったと思います。

古沢:当時通っていた専門学校と映像テクノアカデミアのダブルスクールだったので、精神的にも体力的にもしんどかった記憶もありますが、専門学校では学べないことを映像テクノアカデミアのレッスンで体験できて良かったと思っています。

ただ、これまで外画作品をよく観てきたので、アニメコース受講への不安があったのですが、カリキュラムには外画の吹替もちゃんとあったので嬉しかったです。

講師の方々やクラスメイトと関わることで緊張がほぐれ、すぐにレッスンに打ち込めるようになりました!

キミコエ:どのレッスンが1番心に残っていますか?
また、もっとやってみたかったと感じるレッスンはありましたか?

林:僕は予備知識が全くない状態で入ったので、初めて聞く単語が出てきて戸惑うことが多く、どのレッスンもかなり新鮮に感じていました!

その中でも、実践に近い形でレッスンすることができた“吹替”と“アニメ”の「マイク前レッスン」が一番印象的でしたし、もっとやってみたかったなと思いました。

古沢:自分は「発声」のレッスンが一番印象に残っています。

レッスンを続けることで「のどが疲れなくなった」と感じるようになり、専門学校の卒業公演で演じた際も400人規模の会場でしたが自分の声がよく通り、周りの友達からも褒めてもらえました!

このような経験を経て、演劇がどんどん好きになってきて、「これから舞台にもっと立ってみたい!」と考えるようになりました。

キミコエ:声優科主任の佐藤さんはオーディション時から2人を見てきていますが、合格した2人をレッスンで迎えた時はどんな印象でしたか?

佐藤:ファイナリストだった2人が合格して入ってきた時、林くんは今まで演技を学んだことがなかったこともあり、これからどうなるか未知数だと感じていました。
レースでいうと最初は後方にいたような気がしましたが、レッスンが始まると感覚的につかんで、それを何度か繰り返すうちに、着実に自分のものにしているのを感じました。

古沢くんは声が目立つし良いものがあるなと感じた一方で、不得意とするところもはっきりしていると感じていました。
そのハードルを克服しながら、持っている素材の良さが出るように、僕ら講師がうまく導いていかなければいけないと感じました。

タイプの違う2人だからこそ、同じクラスに入ってお互いの成長する姿に刺激を受けられたのではないかと思います。

|レッスンを受けて得た学びとは

キミコエ:レッスンを受けていくうちに、自分の中でどんな変化がありましたか?

林:発声や演技のレッスンを受けてから、今まで生活の中で声の出し方を意識したことがなかったのが意識するようになりましたし、他にも台本を読んで演じる時に何を考えたらいいのか分からなかったのですが、今はイメージできるようになったことが自分の中で一番の変化だと思っています。

古沢:「見てくれている人がいる」という意識を持つようになりました。

舞台を通して、その作品に自分はどう加わっていけばいいのか、観てくださっているお客さんがどう思うのか、など作品全体のバランスを考えるようになりました。

例えば、今は「自分が目立つところじゃない」とか、自分も目立ちつつ相手も目立たせるバランスのとり方など、他の方の演技を観ていると少しずつですが、理解できたように思います。

佐藤:そのバランスは、「クラス全員が一つの舞台をつくる」という経験を通して身に付いたのだろうと思います。

全体の中にあって初めて自分というものが分かってくると思いますので、私が学んでほしいと思っていたことをちゃんと学んでくれているなと感じました。

|不確かな未来だからこそ、チャレンジすることが重要

キミコエ:新型コロナウイルス感染症への感染予防対策として、修了公演(劇場での舞台発表)がオンライン朗読会に変更になるなどレッスン内容にも様々な影響がありました。

その中で心がけたことや行動したことがあれば教えてください。

古沢:自粛期間中は、みんなで集まって芝居をしたいと思ってもできない状況だったのですが、朗読会に向けたオンラインのレッスンを通して自分自身のモチベーションを高めることができました。

また、自分はよくYouTubeなどの配信コンテンツを観ていたのですが、「ここでこう演技したら観ている人が喜ぶんじゃないかな」などと考えながら時間を過ごしていたので、今後演技にも活かせたらいいなと考えています。

林:修了公演はZoomを使用した朗読会に変更になりましたが、オンラインで演技するのは難しいなと感じました。

やってみると「演技が一辺倒になってしまった」などの反省もありましたが、こういうご時世になってオンラインでしかできないことが生まれたり、新しい形の演技の場が増えたりするのではと思ったので、今後の新たな可能性の最初の一歩に触れているなと感じました。

キミコエ:1年間のレッスンを終えた2人に、佐藤さんからエールをお願いします!

佐藤:言ったところで始まらないのですが、二人には修了公演という大舞台で今まで積み重ねて来たものをドカンと爆発させてからプロの世界に踏み込んでもらいたかったです。

今回はオンラインの朗読発表という新しい形でやりましたが、やはり始めからすべてうまくいくものではないですね。

ただ、ふり返ってみると今まで舞台であったりテレビであったり映画であったり、エンターテインメントが生まれる中で新たなものを作ろうとチャレンジしてきた人たちも、同じような苦労をしてくれたからこそ今の形があるのだと思います。

新しく何かを始める時、「自分は限られた範囲の中で何ができるのか」ということを考えて工夫して実践できるのは楽しいことではないでしょうか。

あとは、さっき演技面で全体のバランスをとる大切さを話しましたが、周りを見すぎて自分を引っ込めたり空気を読みすぎるというのも良くないんですよね。

2人ともやってみたいことが沢山あると思うので、声優という枠にとらわれず、「表現者」として様々なステージで活躍してほしいと思います。

これからの時代はそれぞれの形式に合わせて表現方法を変えていくことが重要になると思いますので、失敗を恐れずに次から次へとチャレンジし続けてほしいと思います。応援しています!

古沢:1年間、ありがとうございました!

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■出演情報■

◇林幸矢
 ・アニメ「啄木鳥探偵處」<芥川龍之介 役>
 ・11/1「啄木鳥探偵處 感謝祭」出演

◇古沢勇人
 ・Netflix配信「ゲット・イーブン~タダで済むと思った?」<ローガン 役で吹替出演>

<span style="font-weight:bold">啄木鳥探偵處スタッフ リレーインタビューVol.3【音響監督:清水 洋史さん】(最終回)</span>

2020.05.18

第2回 キミコエ・オーディション審査員を務めた「啄木鳥探偵處」アニメ制作スタッフの方々に、作品に向けた想いを語っていただくリレーインタビュー企画。

最終回の今回は、音響監督の清水 洋史さんにお話を伺いました!

声優をめざす皆さんに向けたメッセージにも、ぜひご注目ください!

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Vol.3【音響監督:清水 洋史さん】

Q1. 「啄木鳥探偵處」をアニメ化する上で、音の部分に関してどんな構想をお持ちでしたか?

この作品では実在した人物と架空の物語が組み合わされています。いわばリアルとファンタジーの境界線上に作り上げる「あったかもしれない過去」。それを伝えるためには、作り込みを感じさせない、自然に心に入るような音にしたいなぁ、と。その実現には、計算の行き届いた倉橋さんの効果、そして高田さん、高橋さんの生む繊細な音楽にすごく助けていただきました。

Q2. キャスティングする上で、どんなことに気を付けていますか? 

どんなに優れた俳優も、実は万能ではありません。演技の中には必ずその人自身が反映されてしまうし、むしろ反映された時の演技が一番伝わるものなんです。そんな瞬間を引き出すために、演じる「役柄」と、その人自身の「人柄」との両方を、できるだけ深く理解して、一番高いレベルでその二つが交わることを目指しています。

Q3. アフレコ時の声優さんへの演技指導はどのようにされるのでしょうか?

作品の中で演技は何を担うのか、ということをいつも考えます。たとえば、演技にとって物語は重要ではありません。だって物語は脚本にきちんと書かれていますから。むしろ重要なのは言葉で説明されていない部分、もっと言うと、言葉では説明できない部分。そこをどれだけ豊かにできるかを役者さんと一緒に考えています。

Q4.最後に、声優をめざしている方々へのメッセージをお願いします。

自分の若い時を棚に上げて言うと…勉強は大事です。中でも、すぐには結果に結びつかない無駄な勉強が大事です。それから、好きなものに溺れることも大事ですが、嫌いなものに怒ることがもっと大事です。あとは、つまらない正解を探すより、魅力的な間違いがないか探す方が人生は楽しいです。いつか一緒に楽しみましょう!
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スタッフの皆さんの想いが詰まった「啄木鳥探偵處」。
インタビューを読んだ後に、ぜひ色々な視点から楽しんでみてくださいね。


■TVアニメ『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』作品情報

歌人啄木、謎を詠む
石川啄木×金田一京助、史上最も“文学的”な、ここに誕生!


STORY
時は、明治の末――
金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。
その名も、「啄木鳥探偵處」。
「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……
奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。
文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!

STAFF
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
監督:牧野友映
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
キャラクターデザイン:原 修一
音楽:MONACA
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
企画:キミコエ・プロジェクト
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会

CAST
石川啄木:浅沼晋太郎
金田一京助:櫻井孝宏
野村胡堂:津田健次郎
平井太郎:小野賢章
吉井勇:斉藤壮馬
萩原朔太郎:梅原裕一郎
若山牧水:古川慎
芥川龍之介:林幸矢

<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter> @kitsutsuki_DO

(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会

<span style="font-weight:bold">啄木鳥探偵處スタッフ リレーインタビューVol.2【シリーズ構成:岸本 卓さん】</span>

2020.05.11

第2回 キミコエ・オーディション審査員を務めた「啄木鳥探偵處」アニメ制作スタッフの方々に、作品に向けた想いを語っていただくリレーインタビュー企画。

今回は、シリーズ構成の岸本 卓さんにお話を伺いました!

声優をめざす皆さんに向けたメッセージにも、ぜひご注目ください!

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Vol.2【シリーズ構成:岸本 卓さん】

Q1.「啄木鳥探偵處」シリーズ構成・脚本のオファーを受けた時の心境はいかがでしたか?

かつて「サイゾー」という月刊誌の編集に携わっていた時、読者からのページに、毎月、啄木の故郷である岩手からキレキレの投稿を送ってくる高校生の女子がいました。彼女は後に東北新社に入り、この原作をアニメにしたいと僕のところにやってきました。それが6年ほど前のことです。人生、何があるかわからないものだなぁと思いました。

Q2.「啄木鳥探偵處」には、どんなストーリー・キャラクターが登場するのか、教えてください! 

基本的には石川啄木と金田一京助のバディものですが、原作である小説には登場しない文豪たちも多く登場します。コレは実はプロデュースサイドからのオーダーであまり乗り気ではなかったのですが、結果的に朔太郎、牧水といった文士たちの歌や詩をふんだんに取り入れることが出来て大成功だったと思います。プロデューサーのみなさん、ありがとうございます!

Q3. アニメ化にあたり、特にこだわっているところはありますか?

主人公の啄木が〝歌人である〟ということがただの設定ではなく、物語としても意味を持つように心がけました。音響監督の方が脚本打ちに参加されることはまずないのですが、清水さんは率先して参加してくれて、「啄木にとって書くこととはなんなのか…それこそがこの作品のテーマだ」と示唆してくれました。

Q4.最後に、声優をめざしている方々へのメッセージをお願いします。

アフレコ時における清水さんのディレクションは、とても深いレベルに及んでいると思いました。登場人物それぞれの感情線にのっとっていながらも、ありきたりではない表現を求めるそれは、声優を目指すみなさんにとって大いに参考になると思います。
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★次回は【音響監督:清水 洋史さん】です!お楽しみに!
(本インタビューはフリーペーパー「キミコエ!」にも、抜粋版を掲載中です)


■TVアニメ『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』作品情報

歌人啄木、謎を詠む
石川啄木×金田一京助、史上最も“文学的”な、ここに誕生!


STORY
時は、明治の末――
金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。
その名も、「啄木鳥探偵處」。
「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……
奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。
文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!

STAFF
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
監督:牧野友映
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
キャラクターデザイン:原 修一
音楽:MONACA
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
企画:キミコエ・プロジェクト
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会

CAST
石川啄木:浅沼晋太郎
金田一京助:櫻井孝宏
野村胡堂:津田健次郎
平井太郎:小野賢章
吉井勇:斉藤壮馬
萩原朔太郎:梅原裕一郎
若山牧水:古川慎
芥川龍之介:林幸矢

<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter> @kitsutsuki_DO

(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会

<span style="font-weight:bold">啄木鳥探偵處スタッフ リレーインタビューVol.1【総監督:江崎 慎平さん】</span>

2020.05.04

第2回 キミコエ・オーディション審査員を務めた「啄木鳥探偵處」アニメ制作スタッフの方々に、作品に向けた想いを語っていただくリレーインタビュー企画。

今回は、総監督の江崎 慎平さんにお話を伺いました!

声優をめざす皆さんに向けたメッセージにも、ぜひご注目ください!

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Vol.1【総監督:江崎 慎平さん】

Q1.「啄木鳥探偵處」アニメ化の経緯をお聞かせください。

今作のシリーズ構成の岸本さんに、お誘いいただきました。岸本さんと一緒に作品をつくるのはこれが3本目になるのですが、誘ってもらったことが嬉しく、また、原作を読んでみたら面白かったので、参加させてもらった、という経緯です。

Q2.「啄木鳥探偵處」をアニメ化する上でチャレンジされていることは何でしょうか?

どの作品でも一緒ですが、キャラクターの心情に嘘がないようにすることです。究極「人間」さえきちんと描ければ、どんな作品も一定以上のものになると思っています。

Q3.この作品で特に注目してほしいポイントをお聞かせいただけますか?

時代ミステリー、としては新鮮なルックをめざしています。「ポップな明治像」を標榜して、牧野監督一同、試行錯誤しています。明治、という時代やその時代に生きた人々を調べてみると、案外自分たちから遠くない存在、として浮かび上がってくるような感覚がありました。そんな感覚を見る人にも共有してもらえたら、と思います。

Q4.最後に、声優をめざしている方々へのメッセージをお願いします。

あくまで個人的にですが、声優さんの「アニメっぽくない演技」に出会うと嬉しくなります。技術としてアニメらしさを求められることもあるかと思いますが、地に足がついた感じ、をどこかに持っているほうがより人に届くのではないかと考えます。今回の現場も、いずれも表現力に満ちたキャスト陣に集まってもらえましたので、僕自身アフレコが待ち遠しいです。ぜひ、キャラクターたちの演技も期待してください。
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※インタビューはアフレコ開始前に実施したものです。フリーペーパー「キミコエ!」にも、抜粋版を掲載中!

★次回は【シリーズ構成:岸本卓さん】です!お楽しみに!


■TVアニメ『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』作品情報

歌人啄木、謎を詠む
石川啄木×金田一京助、史上最も“文学的”な、ここに誕生!


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時は、明治の末――
金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。
その名も、「啄木鳥探偵處」。
「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……
奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。
文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!

STAFF
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
監督:牧野友映
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
キャラクターデザイン:原 修一
音楽:MONACA
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
企画:キミコエ・プロジェクト
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会

CAST
石川啄木:浅沼晋太郎
金田一京助:櫻井孝宏
野村胡堂:津田健次郎
平井太郎:小野賢章
吉井勇:斉藤壮馬
萩原朔太郎:梅原裕一郎
若山牧水:古川慎
芥川龍之介:林幸矢

<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter> @kitsutsuki_DO

(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会

<span style="font-weight:bold">【対談】第2回キミコエ・オーディション合格者 林幸矢×古沢勇人 「僕たちのこれまでと未来」</span>

2020.04.03

ファイナリストとして出会い、応募総数約1,200名から最終審査で合格を勝ち取った2人は、ついに4月13日~放送・配信TVアニメ「啄木鳥探偵處」でアニメ作品デビューを迎えます。
林幸矢さんは「芥川龍之介」役で出演決定!古沢 勇人さんは情報解禁前のため本編でその役どころが明らかに…!
この1年間ともに歩み切磋琢磨してきた2人に、オーディション時のエピソードや出演に向けた想いを等身大の言葉で語り合ってもらいました!

|緊張の日々…!オーディションをふり返って

キミコエ: オーディションで出会った時の最初の印象を覚えていますか?

林: 最初にみんなで集まってお互いの“あだ名”をつけ合うワークショップで、古沢が自分のことを「フェアリー」と名乗っていて、「こいつ何だ⁉」と思ったのが第一印象でした(笑)他のファイナリストからも可愛がられて、今でも現場で先輩やスタッフの皆さんに突っ込まれることも多くて、その部分は変わってないと思います。僕に対してはこれまで年下だから気を遣って接してくれてると感じていましたが、今は一緒に過ごす時間が多くなったので、自分に対して本音を言ってくれたりして、 “素”みたいなものが見えてきたのは嬉しいですね。

古沢: 最初は「おとなしい人だな」という印象でした。自分はずっと部活をやっていたので“ザ・体育会系”で育ってきて、周りに俺みたいなヤツばっかりだったので、林さんにどうかかわっていけばいいか分からなかったのですが…今はいつも気軽に話しかけてくれたり、昨年のAGFイベントでも帰りにご飯食べに行ったりと、距離が縮まって「仲良くなっちゃった」と感じます(笑)

キミコエ: オーディション時の思い出深いエピソードを教えてください。

古沢: 俺はダンスが苦手でしたね…。最終審査の課題曲は歌ったことのないタイプの曲でしたし、より悩みました。練習場所にも困って近所の公園で踊ったり、学校で友達の前で披露して笑われたり…。レッスン中は冷や汗ばかりかいていた記憶があります(涙)

林: ファイナリスト全員で順番に早口言葉を言っていくマイク前レッスンが印象的でした。僕は初めてマイク前に立ったので、何とも言えない緊張感に包まれて全くリラックスできずに、しどろもどろでしたね。

古沢: 確かにレッスン期間中、終始緊張感は抜けなかったですね。周りのファイナリストは内なる闘志を燃やしている人たちが多かったので、自分はどうアピールすればいいのか悩みました。

キミコエ: 最終審査で合格した瞬間、どんな気持ちでしたか?

林: 最終審査に合格した時は、困惑しましたね。今も正直自分が受かったことに驚いていて、現場に立つたび不思議な気持ちになります。

古沢: 合格した瞬間は「おじいちゃんに連絡しなきゃ!」と、いつも心配してくれるおじいちゃんの顔が浮かんだ記憶があります。その時の俺がいるから今の自分があるので、その時の自分に感謝して自分を褒めたいなと(笑)

|プロの洗礼⁉アフレコの日々

キミコエ: 映像テクノアカデミア声優科でのレッスン(1年間)をまもなく修了しますが、印象に残っているレッスンはありますか?また、レッスンを受ける前と後ではどんな変化がありましたか?

林: 舞台公演に向けたレッスンですね。稽古の時間が長いので、じっくり役づくりの時間がつくれるのはありがたいです。レッスンが始まる前、オーディション時のレッスンで教えていただいた演技指導の先生の言葉が記憶に蘇ってきて「あの時できなかったことが今ならできるかも!」と感じることが増えてきました。今の自分たちの演技を見て先生に「面白くない!」って言われないかな?と考えたりしますね(笑)

古沢: 発声のレッスンが特に心に残っています。ビシバシ指導して下さるし、何度か練習するうちに自分でも「あ、変わったかも」と思える瞬間があります。その時に理解できなくても後になって「この発声の方法だと上手く声が出せるんだ」と気づく機会が多いですね。舞台でも声が出しやすくなったので、すごく役立っているなと感じます。

キミコエ: レッスンを経て挑んだ『啄木鳥探偵處』のアフレコも、この前終了しましたね。先輩声優の皆さんからどんな刺激を受けましたか?

古沢: そうですね。先輩方の引き出しの多さや指示への対応の早さに毎回驚いていました!後ろで先輩の演技を見学させてもらっていると思わず口が開いてしまうというか、言葉を失うというか…本当に圧倒されました。

林: 最初にかかわるアニメ作品であんなに豪華なキャストが揃うというのは滅多にないと思うので、ミーハーな気持ちを抑えてアフレコに臨むようにしていました。現場に入る前は、もっとキャラクターを作りこむものだと想像していたのですが、ご本人の個性を生かしながら自然体でキャラクターを演じてらっしゃるようにも感じられ、すごいなと思いました。

キミコエ: お二人にとっての“個人的”啄木鳥探偵處の見どころを紹介してください!

林: 文豪たちが生きた時代の食べ物や風景、音楽などの世界観が細かい部分までしっかりと描かれているところですね。この前ダビング作業(セリフなどの音声データ・BGM・効果音を映像と合わせる作業)を見学させてもらったのですが、江崎総監督や清水音響監督が細かいところまでこだわっていらして、「こうやってアニメが完成していくんだ!」とキミコエ・オーディションならではの体験をさせてもらっていると感じますね。

古沢: 「ミルクホール」のシーンが大好きで、皆さんにもぜひ観ていただきたいです!他の場面は事件が起こり緊張感の溢れる描写が多いので、ミルクホールで文豪たちが楽しそうに会話している姿は面白くて引き込まれるし、「もしかすると本当にこうやって集まって喋っていたのかもしれないな」と想像してしまいます。

|めざす声優像。未来の仲間たちに伝えたいこと

キミコエ: 声優として人生を歩み始めましたが、これからどんな声優になっていきたいですか?

古沢: 「人を笑顔にできる声優」になりたいです!どこかで自分の声を聴いたり、芝居を観てくださったりした方々が少しでも笑顔になれて、明るい気持ちになってくれたら嬉しいです。

林: 「幅広い活動ができる声優」はずっと目標にしていきたいと思っています。アニメでも外画でも「このキャラの声は林幸矢しかできない」と思ってもらえるような演技ができる声優をめざしたいです!

キミコエ: 声優をめざしている皆さんに向けて一言ずつお願いします。

林: 僕も皆さんと一緒で声優をめざしはじめた立場なのでうまく言えないですが、ちょっとだけ前に進んでいるけど、皆さんと「一番近い存在」だと思うので、少しでも参考になると良いなと思います。

古沢: 一人では作品を作ることはできないので、自分は「周りの人たちのことを考えて行動する役者」になっていきたいなと日々感じています。この記事をご覧くださった方と数年後に同じ現場でお会いできるよう、これからも頑張っていきたいと思います!


■TVアニメ『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』作品情報

歌人啄木、謎を詠む
石川啄木×金田一京助、史上最も“文学的”な、ここに誕生!


STORY
時は、明治の末――
金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。
その名も、「啄木鳥探偵處」。
「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……
奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。
文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!

STAFF
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
監督:牧野友映
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
キャラクターデザイン:原 修一
音楽:MONACA
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
企画:キミコエ・プロジェクト
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会

CAST
石川啄木:浅沼晋太郎
金田一京助:櫻井孝宏
野村胡堂:津田健次郎
平井太郎:小野賢章
吉井勇:斉藤壮馬
萩原朔太郎:梅原裕一郎
若山牧水:古川慎
芥川龍之介:林幸矢

<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter> @kitsutsuki_DO

(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会

<span style="font-weight:bold">第2回 キミコエ・プロジェクト集大成!春アニメ『啄木鳥探偵處』最新情報</span>

2020.04.01

声の仕事はもちろんのこと、舞台・映画などで幅広く活躍できる声優の発掘を目的とした『キミコエ・オーディション』。
第1回(2016年)は女性声優を募集し、声優ユニット「NOW ON AIR」がデビュー。
第2回(2018年)では男性声優を募集し、1,200人の応募者の中からグランプリ:林 幸矢(はやし ゆきや)さん、準グランプリ:古沢 勇人(ふるさわ はやと)さんに決定しました。
グランプリ受賞者は東北新社とライデンフィルム制作の新作アニメ『啄木鳥探偵處』へのメインキャスト出演権を獲得。1年間のレッスンを経て、いよいよこの春にアニメ作品デビューを迎えます!


|グランプリ 林 幸矢さんが、「芥川龍之介」役で出演!
4月放送開始TVアニメ「啄木鳥探偵處」に第2回 キミコエ・オーディション グランプリの林 幸矢さんが「芥川龍之介」役で出演決定!

<芥川龍之介役 林 幸矢さんコメント>
「啄木鳥探偵處」がアニメデビュー作になります。
大先輩のキャストの方々、そして大勢のスタッフの方々の中で、その熱量に負けないよう必死になっています。
そんな僕が演じる芥川龍之介、どんな役どころか…楽しみにしてくださると嬉しいです!

|準グランプリ 古沢 勇人さんは、本編でその役どころが明らかに…!
古沢勇人さんの役は現時点で情報解禁前のため、まだ発表できませんが...
ぜひ最後まで本編をお楽しみください!

|ED主題歌には、NOW ON AIR「ゴンドラの唄」を起用!
第1回 キミコエ・オーディション合格者によるユニットNOW ON AIRが歌うED主題歌「ゴンドラの唄」が発売決定!
さらに、カラオケDAMで配信が決定!
配信日など詳細はDAM CHANNELでチェックしてくださいね!
※株式会社バンダイナムコアーツから発売・販売予定。
 YouTubeにてMV公開中!コチラからご視聴いただけます。

<ED主題歌担当 NOW ON AIRコメント>
今回、私たちNOW ON AIRは初めてTVアニメ作品のED主題歌を担当させていただきます!
曲をいただいた時からメンバーみんなで作品の雰囲気や時代背景を考え、NOW ON AIRとしても新しい向き合い方で完成した1曲となりました。
「啄木鳥探偵處」×NOW ON AIRならではの『ゴンドラの唄』、多くのみなさんに楽しんでいただければ幸いです!

■TVアニメ『啄木鳥探偵處(きつつきたんていどころ)』作品情報

歌人啄木、謎を詠む
石川啄木×金田一京助、史上最も“文学的”な、ここに誕生!


STORY
時は、明治の末――
金欠に苦しむ天才歌人・石川啄木は、とある殺人事件をきっかけに下宿で探偵稼業を始めることに。
その名も、「啄木鳥探偵處」。
「浅草十二階の幽霊騒動」「雪降る夜に街を徘徊する人食い人形」……
奇怪な事件に次々と首を突っ込む啄木の助手を務めるのは、同郷の先輩・金田一京助。
文士仲間の野村胡堂、吉井勇、萩原朔太郎、若山牧水らを巻き込んで、人たらしの天才歌人・石川啄木が文明開化の東京を駆け抜ける!

STAFF
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
監督:牧野友映
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
キャラクターデザイン:原 修一
音楽:MONACA
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
企画:キミコエ・プロジェクト
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会

CAST
石川啄木:浅沼晋太郎
金田一京助:櫻井孝宏
野村胡堂:津田健次郎
平井太郎:小野賢章
吉井勇:斉藤壮馬
萩原朔太郎:梅原裕一郎
若山牧水:古川慎
芥川龍之介:林幸矢

<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter> @kitsutsuki_DO

(C)2020伊井圭・東京創元社/「啄木鳥探偵處」製作委員会

<span style="font-weight:bold">津田 健次郎さん×新人声優「キミコエ往復書簡」第4回〈テーマ〉この時代、どんな声優が活躍できるのか(古沢 勇人君)</span>

2020.03.06

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回 答    質 問

古沢君から津田健次郎さんへの質問



こんにちは。新人声優の古沢 勇人です。
お忙しいところお返事をいただきまして、ありがとうございます。

津田さんのアドバイスをお聞きして、プロとして自分の体とどう向き合っていくか」自分なりに工夫して体調管理をしていきたいと思いました。

もう一つ質問させていただきたく、お手紙かかせていただきました。
僕は自分の声を武器に、お客さんを楽しませることができる声優になるのが目標ですが、
津田さんは、これからはどんな声優が活躍できると思いますか?

ぜひ夢をつかみたいと思いますので、アドバイスいただけると嬉しいです!

どうぞよろしくお願いいたします。



回答を読む

<span style="font-weight:bold">津田 健次郎さん×新人声優「キミコエ往復書簡」第3回〈テーマ〉声優が体調管理で心がけるべきこと(古沢 勇人君)</span>

2020.02.21

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回 答    質 問

古沢君から津田健次郎さんへの質問



こんにちは。新人声優の古沢 勇人です。
林と同じく、第2回 キミコエ・オーディションの時から親身になっていただき、本当にありがとうございます。

僕からも津田さんにご相談したいことを、お手紙にしたためていきたいと考えています。

声優は体調管理がとても重要な職業だと思うのですが、普段から心がけていることはありますか?
僕は毎日筋トレを欠かさず行っているのですが、津田さんが普段されていることがあればアドバイスをいただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。



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<span style="font-weight:bold">津田 健次郎さん×新人声優「キミコエ往復書簡」第2回〈テーマ〉台本をいただいたときに意識すべきこと(林 幸矢君)</span>

2020.02.07

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回 答    質 問

林君から津田健次郎さんへの質問



こんにちは。新人声優の林 幸矢です。
お忙しいところお返事いただきまして、ありがとうございます。

津田さんの現場デビュー時のお話を伺うことができ、とても参考になりました。
「自分にとってできることは何か?」を模索して、全力で取り組んでみたいと思います。

もう一つ質問させていただきたく、お手紙かかせていただきました。
僕は台本をいただいた時に、その場の設定や役の心情などを考えるのですが、津田さんが台本を手にされたら一番意識する点はどんな部分ですか?
台本を読み解いていく上で津田さんが実践されていることがあれば、教えていただけると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします。



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<span style="font-weight:bold">津田 健次郎さん×新人声優「キミコエ往復書簡」第1回 〈テーマ〉アフレコ収録現場における新人声優の心構え(林 幸矢君)</span>

2020.01.24

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回 答    質 問

林君から津田健次郎さんへの質問



こんにちは。新人声優の林 幸矢です。
第2回 キミコエ・オーディションの時から気にかけていただき、ありがとうございます。

このお手紙では津田さんにご相談したい質問を書いていきたいと考えています。
お忙しいところお手数ですが、お付き合いいただけるとありがたいです。

啄木鳥探偵處のアフレコもスタートしましたが、僕はまだ経験も少ないので、収録現場で右往左往してしまいます。
津田さんがデビュー間もない頃、現場に入る時にいつも心がけていたことはありますか?
アドバイスをいただけると嬉しいです。

どうぞよろしくお願いいたします。



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TVアニメ「啄木鳥探偵處」津田健次郎さんアフレコ収録現場 見学レポート<古沢 勇人くん>

2020.01.23

今年の春放送予定のTVアニメ「啄木鳥探偵處」のアフレコ収録が順調に進んでいます!

今回は、先週の林 幸矢くんに引き続き津田健次郎さんのアフレコ現場を見学した古沢 勇人くんからレポートが到着しました!

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津田さんはいつも穏やかで気さくにお話してくださるのですが、
収録が始まるとその集中力に圧倒されます。

津田さんの演じるキャラクターが画面から飛び出してすぐそこにいるような感覚…!

本当にすごいです!!!

自分は足りないことばかりで反省の毎日ですが、
少しでも津田さんに近づけるように、これからも精一杯努力していきます。

古沢 勇人

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「第2回 キミコエ・オーディション」見届け人を務めていただいた津田さんとの同じ現場は、キミコエ新人の二人にとってかけがえのない時間になったようです。

明日から津田健次郎さんとの新企画をスタートする予定です!

お楽しみに!


「啄木鳥探偵處」の最新情報はこちら↓
<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter> @kitsutsuki_DO

TVアニメ「啄木鳥探偵處」津田健次郎さんアフレコ収録現場 見学レポート<林 幸矢くん>

2020.01.16

久しぶりのニュース更新となってしまいましたが、
今年の春放送予定のTVアニメ「啄木鳥探偵處」のアフレコ収録がスタートしています。

今回は、津田健次郎さんのアフレコ現場を見学した林 幸矢くんからレポートが到着しました!

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津田さんのアフレコする姿を見て一番感じた事は、
役としてそこにいる”という事でした。

マイクの前に立った瞬間に空気が変わったかのように、
演技をする姿を見て本当にすごいなぁと思います。

津田さんはいつも自然体でスタジオにいらっしゃって、
僕も「いつか津田さんのように、変な緊張せずスタジオに入れるようになりたい!
と強く思いました!

まだまだ沢山のことを津田さんや他の出演者の方々から吸収して、
今後に活かしていきたいと思います!!

林 幸矢

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「第2回 キミコエ・オーディション」見届け人を務めていただいた津田さんとの同じ現場ということで
緊張しながらも、とても濃密な時間だったようですよ。

来週は古沢 勇人くんの見学レポートが届く予定なのでお楽しみに!


「啄木鳥探偵處」の最新情報はこちら↓
<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter>@kitsutsuki_DO

TVアニメ「啄木鳥探偵處」制作発表会 開催レポート

2019.03.28

2019年3月23日(土)、東京ビッグサイトで開催された日本最大級のアニメイベント「AnimeJapan 2019」KILLER PINKステージにて、キミコエ・プロジェクト第2弾アニメーション作品であるTVアニメ「啄木鳥探偵處」の制作発表が行われました。


ステージには声優・俳優の津田健次郎さん、先日最終オーディションで決定した「第2回 キミコエ・オーディション」グランプリの林幸矢さん、準グランプリの古沢勇人さん、アニメーション監督の江崎慎平さんが登壇し、本プロジェクトについて語っていただきました。


MC・松田裕市(以下、松田)「まずはどのような作品なのか、総監督の江崎さんにお伺いしましょう。」

江崎「石川啄木と金田一京助の名前は皆さんも聞いたことぐらいはあるかと思いますが、ふたりは時に恋人以上の熱い友情を培っていたという史実があります。そんなふたりの友情物語を縦軸に、明治の東京で起こる奇怪な事件を横軸に描いていくミステリー作品です。」

松田「では、史実を基に作家たちが交わっていく作品となるのでしょうか?」

江崎「そうですね。もしかしたら、同時期に生きた他の若き文豪たちもチラホラ出てくるかもしれません。」

松田「なるほど。ビジュアル的にもカッコ良い作家たちが、何人か出てくるわけですね。」

江崎「出てくるかもしれません(笑)。」

松田「楽しみです。それでは続いて津田さんにお伺いします。先日行われたキミコエ・オーディションで見届人としてご参加され、そして本作にもご出演されることが決定していますが、今の心境はいかがでしょうか?」

津田「ちょうど去年、AnimeJapanでキミコエ・オーディションのプロジェクトのステージに参加し、それから見届人として1年間オーディションに携わらせていただきました。そして、ついこの間、ここにいるふたりがグランプリと準グランプリに決定しました。長い間オーディションに携わり、最終オーディションでも見届人として参加させていただいたのですが、若い皆さんがガチンコでぶつかり、いろんなレッスンを経て人生を懸けて戦っている姿は本当に素敵でした。結果的にこのふたりが最終オーディションを勝ち残ることになったのですが、若い皆さんの大事な人生を懸けた場に立ち会えて、逆に勉強になりましたし、とても有意義な時間だったなと思っています。」

松田「林さんと古沢さんは、キミコエ・オーディションでグランプリ、準グランプリを受賞され、その特典として林さんは本作にメインキャストとして出演、古沢さんもご出演されることが決定しています。今のお気持ちはいかがでしょうか?」

「キミコエ・オーディションでグランプリを受賞しました林幸矢と申します。オーディションを合格してからまったく実感がなかったんですけど、さすがにこの場に立つと実感が湧いてきました。」

津田「めっちゃ緊張してるみたいです!」

「すごい緊張しています。今まではアニメを観る側だったんですけど、これからは作る側に参加させていただくということで、本当に緊張はしていますが、楽しみでもあります。」

古沢「キミコエ・オーディションで準グランプリになりました古沢勇人です。えっと、すごい緊張しています。準グランプリに選んでいただき、本当にありがたいというか、自分にとってはやっと人生のスタートラインに立てたのかなと光栄に思っています。人々に感動を届けられるような役者になれるよう心がけます。」

松田「このふたりがどんなキャスティングになるか、皆さん楽しみにしていただければと思います。それでは、作品に出演される皆様の意気込みを、代表して津田さんからお願いします。」

津田「そうですね、正直まだどういう作品になるかというのは先ほど監督からお話しいただいたくらいの情報しかなくてですね、これからですよね。」

江崎「そうですね、これからですね。具体的には第3話くらいまでの脚本ができています(笑)。僕としてはこれから長い旅が始まるような、期待と不安が両方ある気分です。」

津田非常に世界観が強そうで、とても面白そうな、文学の香りがしつつ、サスペンスの香りもしつつ、エンタメの香りもしつつ、どういう作品になるのかとても楽しみにしています。今後もいろんな情報がばんばん出て行くと思いますので、ぜひ注目して追いかけていただけたらなと思っています。」

江崎啄木の歌の才能、それから実は借金ばかりして少しあぶなっかしい面もある啄木と京助の物語を届けたいと思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。」



<作品概要>
石川啄木と金田一京助の明治探偵譚 2020年春TVアニメ化決定!
浅草十二階こと凌雲閣で幽霊が目撃された―。明治42年、学者・金田一京助のもとへ石川啄木が持ち込んできた、幽霊騒動を報じる新聞記事。家族を養うため探偵業を始めた啄木から強引に誘われ、京助は助手役として調査に加わったのだが……。
原作は第3回創元推理短編賞を受賞した本格ミステリ小説「啄木鳥探偵處」(伊井 圭 著/創元推理文庫)。アニメ化にあたり、アニメーション制作をライデンフィルム、総監督を江崎慎平、シリーズ構成を岸本 卓が担当。さらにキャラクター原案として人気イラストレーター佐木 郁を起用。
2020年春より、TOKYO MX、BSフジ、CSファミリー劇場ほかにて放送・配信開始予定。

<公式サイト> kimikoe.com/kitsutsuki/
<公式Twitter>@kitsutsuki_DO


<STAFF>
原作:伊井 圭(創元推理文庫刊)
総監督:江崎 慎平
シリーズ構成:岸本 卓
キャラクター原案:佐木 郁
アニメーション制作:ライデンフィルム
制作:東北新社/ライデンフィルム
製作:「啄木鳥探偵處」製作委員会

<CAST>
津田 健次郎
林 幸矢(第2回キミコエ・オーディショングランプリ受賞者)
古沢 勇人(第2回キミコエ・オーディション準グランプリ受賞者) ほか

「第2回 キミコエ・オーディション」最終審査開催!グランプリは林 力也に決定!

2019.01.31

応募総数約1,200名から、グランプリを林力也(はやし りきや)、準グランプリを古澤勇人(ふるさわ はやと)に決定!
グランプリは新作TVアニメシリーズのメインキャストとして声優デビュー!

声の仕事はもちろんのこと、舞台・映画など幅広く活躍できる男性声優を募集・育成するため、
2018年8月から開催した「第2回 キミコエ・オーディション」の最終審査を、
2019年1月27日(日)に浅草橋ヒューリックホールにて開催いたしました。

今回の最終審査には、応募総数約1,200名の中から、1次、2次審査を通過し、
レッスン形式の3次審査を経たファイナリスト12名が参加しました。

「自己PR」審査では、自由な形式で個性をアピール。
アカペラでの熱唱や、筋トレを行いながらの自己紹介、木刀で殺陣を披露するなど、
決められた課題だけでは表現しきれない長所を審査員に届けるべく、
自らのバックボーンを活かした渾身のパフォーマンスを披露しました。

続いての審査は、「歌唱&ダンス」。
自己PRで緊張がほぐれたファイナリストたちは、
これまでのレッスンで何度も練習した歌とダンスの成果を1人ずつステージで披露。
歌詞のタイミングに合わせてジャンプしたり、締めくくりの振り付けにエアギターを入れたり、
課題にプラスαのオリジナリティを盛り込んでアピールしようという工夫と意気込みを見せました。

そして最後の審査は、表現力を見極める「演技」。
12人のファイナリストたちが6組のペアに分かれ、
2人のキャラクターが会話するオリジナル台本のエピソード1〜6を、1組ずつリレー方式で朗読いたしました。
台本自体は事前に渡されていたものの、
ファイナリストたちが自分に振り分けられるエピソードや配役を知ったのは当日のこと。
それでも、これまで穴が空くほど脚本を読み込んで演技の練習を積み重ねてきたファイナリスト達。
まるでエピソードのシーンが目に浮かんでくるほど感情豊かに演じ上げました。

3つの審査が終了し、7人の審査員は協議のため別室に移動。
事前に公式ホームページで公開したプロフィールとボイスサンプルを元に行われた
一般投票の結果も加味しつつ、約1時間に渡る協議の末、
ついにグランプリを林力也、準グランプリを古澤勇人に決定いたしました。

準グランプリを受賞した古澤勇人は、受賞の感想を求められると
「自信はありませんでしたが、やりたいことはやれたので嬉しいです。」と清々しい表情で語り、
グランプリを受賞した林力也は、自分でも信じられないのか驚いた表情で
「何だろう、どうしよう…こんなことになると思ってなくて。」と喜びをあらわにしました。

総評では、審査員を代表し清水洋史音響監督が
「数カ月前に審査を通過した時は役者としてまだまだだった12人が、
今日はこれまでの努力の跡をしっかり見せてくれ、その成長ぶりにビックリしました。
この数カ月間の伸びしろが今後も生み出せるのであれば、全員さらなる成長が期待できます。
ただし今回のオーディションでグランプリに輝いたと言っても、まだスタートラインに立っただけ。
もしかしたら、今回選ばれなかった10人の方が先にデビューできるかもしれません。
そうした今後にも期待しながら、数年後にまたどこかで会いたいと思います。」と述べました。

また、見届け人の津田健次郎さんも
「おめでとう。このチャンスを機に大きく羽ばたいてください」と勝者の2人を称える一方、
「今回選ばれなかった10人の皆さんも、人生には敗者復活戦があるので、
これからも頑張ってください。」と敗者への労いの言葉をかけました。

現在の演技力と今後の成長力を評価され、
長く厳しい審査を勝ち抜いたグランプリと準グランプリの2名。
前途有望な彼らの活躍にぜひご期待ください!


【「第2回 キミコエ・オーディション」最終審査 概要】

●日時:2019年1月27日(日)14:00~17:15

●各賞受賞者:
グランプリ 林力也(はやし りきや)
準グランプリ 古澤勇人(ふるさわ はやと)

●グランプリ特典:
①新作TVアニメシリーズ(制作:東北新社/ライデンフィルム)のメインキャストとして声優デビュー
②声優事務所オフィスPACへの所属
③東北新社グループの番組や吹替作品への出演
④レッスン費全額免除(映像テクノアカデミアによるレッスン)※オーディション終了後から1年間

●「第2回 キミコエ・オーディションファイナリスト」一覧:
赤星優希、石田達宏、岡田尚也、片山雅俊、齊藤亮太、酒井昂希、豊島聖人、南須原亮治、林力也、
古澤勇人、森田力斗、山田寛人

●審査員 一覧:
江崎慎平、岸本卓、清水洋史、結城アイラ、青沼綾、中島浩二郎、林隆司 ※敬称略・順不同

●見届け人:津田健次郎

公式HP:http://kimikoe.com/

いよいよグランプリが決まる!1月27日(日)最終審査開催!生配信も決定!

2019.01.17

いよいよグランプリが決定!「第2回 キミコエ・オーディション」、2019年1月27日(日)に最終審査開催!


声優・俳優を目指す男性を募集する「第2回 キミコエ・オーディション」では、
応募総数約1,200名の中からグランプリを決定する最終審査を、2019年1月27日(日)に開催!

イベント当日の模様を公式HP、およびキミコエプロジェクト公式YouTubeチャンネルにて生配信いたします!


今回の最終審査では、応募総数約1,200名の中から1次審査・2次審査を勝ち抜いたファイナリスト12名が、
グランプリをかけて自己PR、演技、歌唱・ダンス審査を行います。

審査員には、『はねバド!』で監督を務めた江崎慎平氏をはじめ、
『ハイキュー!!』など多数の人気アニメーションで脚本を務める岸本卓氏、
『ユーリ!!! on ICE』で音響監督を務める清水洋史氏など、豪華なメンバーが参加するほか、
“見届け人”として俳優・声優の津田健次郎さんもご登場いたします。

いよいよグランプリが決定する「第2回 キミコエ・オーディション」。
誰がグランプリを獲得するのか、今後の展開にぜひご注目ください!


【「第2回 キミコエ・オーディション」最終審査 概要】
●日時:2019年1月27日(日) 14:00~17:15 ※時間は変更になる可能性がございます。
※一般の方の入場は受け付けておりません。

●生配信:キミコエ・プロジェクト公式HP、および公式YouTubeチャンネル
※2019年1月27日(日)14:00~配信予定

公式HP:http://kimikoe.com/

公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/watch?v=_taWT_E2X0E

●合格者特典:
①新作TVアニメシリーズ(制作:東北新社/ライデンフィルム)のメインキャストとして声優デビュー
②声優事務所オフィスPACへの所属
③東北新社グループの番組や吹替作品への出演
④レッスン費全額免除(映像テクノアカデミアによるレッスン)※オーディション終了後から1年間

●「第2回 キミコエ・オーディションファイナリスト」一覧:
赤星優希、石田達宏、岡田尚也、片山雅俊、齊藤亮太、酒井昂希、豊島聖人、南須原亮治、林力也、
古澤勇人、森田力斗、山田寛人

●審査員 一覧:
江崎慎平、岸本卓、清水洋史、結城アイラ、青沼綾、中島浩二郎、林隆司 ※敬称略・順不同

●見届け人:津田健次郎

【開催レポート】津田健次郎さん、清水洋史音響監督が参加!「第2回 キミコエ・オーディション」特別公開レッスン

2018.12.27

声優・俳優を目指す男性を募集する「第2回 キミコエ・オーディション」、2018年12月15日(土)に特別公開レッスンを開催!

今回は、応募総数約1,200名の中から選ばれたファイナリスト達が、2019年1月末開催予定の最終審査に向け、オーディションの“見届け人”で俳優・声優として活躍する津田健次郎さん、審査員を務める清水洋史音響監督を迎え、スペシャル座談会を開催いたしました。

声優養成所で基礎を磨いてきた人から、演技経験ゼロの人まで、多彩なメンバーが揃ったファイナリストたち。

まずは自己紹介も兼ねて1人ずつ、「第2回 キミコエ・オーディション」への志望動機やこれまでの審査について振り返りました。

審査員の前でパフォーマンスを行う2次審査では緊張のあまり「自分らしさが出せなかった」「何をアピールしたか覚えていない」という声が多く聞かれ、ほぼ全員が2次審査通過の通知に対し「自分でいいの?」「間違いじゃないの?」と驚いたとか。

それぞれ同じゴールを争うライバルではありながら、演技・歌・ダンスなどのレッスン(3次審査)で切磋琢磨し合う日々を通じて絆を育んできた様子もうかがえました。


続いて、当日の演技レッスンを見学していた津田さんがその感想をコメント。

開口一番「正直言って、あまり面白くありませんでした」という厳しい一言にファイナリストたちの表情が一変。
演技を成立させるためにキチンとやろうとしすぎるあまり、芝居が大人しくなって胸を打たれませんでした。3次審査の限られたレッスン期間で手探りしている時間なんてありません。若い時というのは“三振かホームラン”しかないわけで、失敗や怒られることを恐れずやりたいようにやり、すべての瞬間にフルスイングで挑んだ方がいいと思いますよ」と叱咤激励を贈りました。


さらに、ファイナリストたちが日々のレッスンで抱える悩みや疑問を募り、声優界の先輩として幅広く活躍する津田さんが回答。

声優養成所に通って3年になる森田力斗の「スクールでは自分のやりたいように芝居をやってきましたが、レッスンでやりたい芝居をやるたびに『違う』と否定され、モヤモヤしてしまいます」という悩みに対し、津田さんは「今の君は、これまでラケットで自由にボールを打っていたところから、野球のバットに持ち替えた状態。野球という定められたルールの中で、今までやってきたラケットの打ち方ができないか模索してはどうですか」と提案。

津田さんの回答を受け継ぐ形で清水監督が「職業として役者を追求するなら、『好きなことしかやらない』ではなく、出される課題を乗り越えていく必要があります。演技に対して細かい点を注意されるのは、君が他人を演じようとしてるからだと思います。その役柄がどんな人物で何を思っているかまで深く考え、そこに自分の人格をはめ込んで、“架空のキャラクター”から脱して“そこに存在する人間”を表現するように考えてみてください」とアドバイスしました。


続いて、ファイナリストの中で最年少の豊島聖人がキャラクター作りについての悩みを告白。「キャラクターの声質を自分なりに考えてもレッスンで注意されるのですが、あまり声を作らない方がいいのですか?」という疑問に対して、津田さんは「キャラクター作りというのは、一種の落とし穴のようなものです。“声を作る”という発想ではなく、キャラクターの肉体やリズムを意識してしゃべるようにすれば、結果的にキャラクターが作り上げられていくはずです」と返答。

その悩みを解決するために演劇本などを読んだか尋ねられた豊島が「読んでいません」と答えると、津田さんは強い口調で「戦場で生き残るために銃のマニュアル本が必要であれば、死ぬ気で探して読みますよね? たとえ本が苦手でも、人生を賭ける気持ちで読むべきです」とアドバイス。

清水監督からも「まずキャラクターというのは、役者が“こういうタイプ”と決めたままに実現するものではなく、役者が表現した行動や心理を通じて見る人が判断するものです。
君たちが直面している悩みのほとんどは先人たちがすでに経験したことで、様々な解決法も財産として残されています。悩んだ時は本を読んで勉強することで手がかりが見つかるはずです。」と向上心を促すメッセージを投げかけました。

ファイナリスト達の悩みに熱心に耳を傾け、一人の役者として真剣に答えていった津田さん。


最後は「これからのオーディションもシビアな局面が待っているでしょうが、今できる最善を尽くすことが大事です。『2018年に何をやったか』と振り返った時に『ずっと芝居に励んでいた』と思えるほど、凝縮した時間を走っていってください」というエールで締めくくりました。

いよいよ最終審査が迫る「第2回 キミコエ・オーディション」。
ファイナリスト12人の中から誰が勝ち上がるのか、その行方にぜひご注目ください。

声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.3 

2018.12.06

行儀よくまとまらず、等身大の自分を武器に


清水 津田君が初めて声優の仕事をしたのはいつでした?

津田 1995年の「H2」にオーディションで選ばれて参加したのが最初です。それまではずっと舞台に出演していました。

清水 その頃はどんな演技スタイルだったの?

津田 「うまく演じよう」と思ったことは一度もなく、リアル志向の表現をゴリゴリ追求していましたね。

清水 「H2」のオーディションでどんなところが評価されたと思う?

津田 アニメということを意識せず、舞台でやってきたリアル志向の演技で挑みました。でもそれが逆に新鮮に感じてもらえたのかも。

清水 オーディションで津田君を発見した人は、むしろそこに惹かれたんでしょうね。役者は世界の雑多な要素を取り込んでいく仕事だから、その材料は多ければ多いほどいい。だから、既存のアニメで見たものをなぞるようでは、演技の引き出しも作り手の想定内にとどまるし壁に突き当たってしまう。性格・経験・アニメ以外の興味といったあらゆるバックボーンが役者を形作るわけだから。

津田 実は「H2」以前はアニメをあまり見たことがなく、だからオーディションでは今までやってきたことをぶつけるしかなかったんです。

清水 そうしたありのままの津田君が「発見」され、その後もいろいろな人たちに求められていくうちに、津田君というキャラクターが次第に形作られていったんじゃないかな。どんな才能も「発見」されないことには世に出られない。オーディションの意義はまさに原石の「発見」にあるわけで、今回のキミコエ・オーディションでも自分のすべてをひっくるめて、臆することなくありのままの姿を見せてほしいです。

津田 演技の世界に入って感動したのは、自分のネガティブな感情を表現してもいい、いや、むしろ面白がってもらえるんだっていうこと。こんな、ありのままの自分をさらけ出せる仕事はなかなかないですよ。

清水 そうやって自分をさらけ出せる人たちと一緒に仕事をしたいよね。

津田 子猫の小さい爪みたいな武器でもいいから(笑)、「なんだコイツ!」と思わせてくれる人と一緒に演技できるとテンションが上がりそう。

清水 こうやって津田君の心に火をつける、インパクトのある人たちの応募を待っています。

津田 最初から突出した技術を持っている人はなかなかいないから、正直そこはオーディションで求められていないはず。それより、プロの現場に長く携わって今さら生半可なものでは感動しない審査員の方たちに、「この子はもっと見てみたい」という可能性を感じさせる原石のようなもの。いわば等身大の若さでしか表現できないものを武器にすれば、道は開かれるんじゃないでしょうか。

清水 まったく同感ですね。前回のキミコエのレッスンで最初に話したのが、まさに津田君が言ったようなこと。既存のルールを疑って歯向かうことが、若さの特権。ルールに縛られて行儀のいい人よりも、自分の信じるものを貫いて積極的にルールを壊そうとする人、つまり自分を丸裸で見せられる人の方が「こいつ面白いじゃん」と目に留まると思います。ルールを壊したり歯向かった先に何があるのかは、我々が責任を持って見定めますよ。

津田 とにかくオーディションでは等身大の自分を恐れずにさらけ出してほしい。それはしんどい作業ではあるけど、そのぶん説得力のこもったエネルギッシュな表現が生まれてくるはずだから。


▼前回の記事
声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.2

声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.1

声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.2

2018.12.06

絶対認めさせる!ぐらいのギラギラした若者に期待


津田 前回のキミコエ・オーディションはどんな印象でしたか?

清水 この仕事は一般の視聴者の方と接する機会がなかなかないから、まずはこんなにも声優志望者がいるのか!とビックリし、どんな人たちが声優を志しているか肌で感じることができて貴重でした。

津田 なるほど。

清水 声優って音楽や絵画と違って、アマチュアとして楽しむ層がいない。個人的には、一般人が休日に趣味で声優を楽しむような日が来ればいいと思っているんですけど、現状はアマチュア層という「プロの予備軍」がいないから、声優志望者という裾野が我々からは見えにくい。オーディションを通じてそういう人たちと出会うことができて、彼らがプロになる道筋を明示できるか考える、いいきっかけになりました。

津田 今回のキミコエ・オーディションのように、ある種のシステムが整えられるといいですね。

清水 一般的にはオーディションは一発勝負だけど、今回のようにオーディションで絞り込まれた選抜者たちへのレッスンも行うというのは珍しいんですよ。養成所で訓練してきた人も、まったくの初体験という人も、共通の課題で等しくレッスンを受ける。その指導を通じてどう成長するか、という伸びしろも目の当たりにできて面白かったですね。

津田 僕もドキュメント番組で見ました。「あの子がこんなに成長するんだ!」という成長過程を見られて興味深かった。レッスンを通じて彼らの日常も垣間見えますよね。

清水 前回は合宿中にバーベキューを開催し、選抜者たちの行動をカメラでモニタリングしたんだよ(笑)。

津田 バーベキューってその人の性格が出そう(笑)。

清水 そうやってずっと見守っているうちに選抜者たちへの思い入れが深まるから、最終選考ではこっちも感受移入しちゃって…。

津田 今回のオーディションは男性が対象だから、また違った雰囲気になりそうですね。

清水 おしなべて早熟な女性と違って、20代の男性ってまだ未成熟で荒削りだから、接する距離感を変える必要がありそう。自分が20代だった頃って、あまり思い出したくないでしょ?

津田 正直言って、一番キツイ地獄の時期でした(笑)。役者で食えないことは覚悟していたけど、一所懸命頑張っているのに誰にも認めてもらえない。それどころか、芝居を見てもらえる機会すらないのはキツかった…。

清水 同じ男性である彼らにとって僕らのような大人は「あいつを倒さなければ上に行けない!」っていう「父殺し」の対象になると思う。

津田 言われてみれば僕も20代の頃は「全員倒してやる」ぐらいのギラギラした気持ちを持ってましたよ。

清水 たいした武器にもならないのに、刺さりもしない爪を研ぐとか(笑)。20代の男ってそういう厄介な存在なんだけど、むしろ歯向かうぐらいの勢いがある人たちに応募してきてほしい。

津田 こっちも腹をくくる必要がありそう(笑)。でもそんな「なんだかワケの分からないもの」を抱えている人たちと会ってみたいですね。

清水 ところで、声優として成功するにはルックスが影響すると思います? 津田君を見れば訊くまでもないかもしれないけど(笑)。

津田 やめてくださいよ(笑)。声優に限らず役者というのは、スポーツ選手に近い気がします。声質や体格など持って生まれた要素にわりと左右され、スポーツ選手が抱える肉体の壁という残酷さをはらんでいると思うんですよね。女性でいえば、可愛いヒロインを演じたいと思っていても低音の声だとやっぱり厳しい。だからといってそこであきらめるのではなく、自分にしかできない新しいヒロインを目指せばいいんです。声優にルックスや肉体が大きく左右するのは確かですが、それを乗り越えられるものがあればいいんじゃないかな。

清水 同感です。前回のキミコエのレッスンで同じようなことを話しましたよ。役者はアスリートと同じで、生まれ持ったものに頼らざるを得ない。不平等ではあるけど、自分の声やルックスをまるごと受け入れて生きていくしかない、って。

津田 確かに、そうやって自分を認めるところが第一歩かもしれない。

清水 ただし役者がアスリートと異なるのは、アスリートはピークを過ぎれば戦いの場に立てないけど、役者は「10代の役」から「70代の役」までいくつものレーンが作品という同じトラック上に並んでいる。その中に自分のポジションを見つけられる可能性は誰にだってある。津田君が言うようにルックスは声優に影響するけど、そこですべてが決まるわけではないと思いますよ。


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声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.3

▼前回の記事
声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.1

声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.1

2018.12.06

「キミコエ」見届け人は応募者にとっての目標

清水 津田君は第2回キミコエ・オーディションの見届け人を務めることになったけど、このオーディションにどんな印象を持ってます?

津田 合格すればレッスンが受けられたり、新作アニメのメインキャストとしてデビューできたり、声優志望者にとっては「豪華特典付き」といえる大きなチャンス。こうしたオーディションを大々的にやるのは業界にとって良いことですし、志望者にとっても目標が分かりやすくチャレンジしやすいですね。

清水 見届け人としてやってみたいことなんかは?

津田 実は、まだ見届け人としてのポジションをつかめてないんです。前回の見届け人だった三森すずこさんは何をしました?

清水 選考プロセスをチェックして、映像で随時メッセージを贈っていましたよ。見届け人は応募者を見守りながら応援する立場であり、応募者にとっての目標でもありますね。

津田 目標か…けっこう責任重大かも。

清水 あるいは、まだ声優として世に出ていない彼らの演技を見定める「最初の観客」とも言えるかな。応援には「頑張れ」だけでなく叱咤激励も含まれるわけだから、津田君には温かく見守ると同時に、厳しいアドバイスも期待しています。津田君は仕事に厳しい人だから。

津田 清水さんに言われたくないですよ(笑)。

清水 この業界には「スタジオ(アフレコ収録)が長い」と言われるディレクターがいて僕もその一人なんだけど、津田君は先の見えない道を辛抱強く一緒に歩いてくれる数少ない仕事のパートナーとして助けてもらっていて、とても心強い存在ですよ。

津田 そんな…。ちょっと脱線したからアドバイスの話に戻りますが、芝居に関して「正解」はないから、他人が教えられるものではないと思います。だから普段から基本的には後輩に細かくアドバイスしていません。応募者の皆さんにも、いろいろな体験やチャンスを通じて自らつかみ取ってほしいですね。

清水 津田君が作品を演出する時はどうしているの?

津田 最初はキャストの皆さんにお任せして、まずは自由に演じてもらっています。

清水 確かに、津田君が「こうやるんだよ」と演技を見せたところで、その通りにできるわけではない。ましてや経験がない人たちだったら、なおさら。前回のオーディションでも感じたことだけど、基礎としてのスキルは教えられても、その技術を実際にどのタイミングでどう活かすかまでは教えられないからね。

津田 学んだ「公式」と現場での課題をどう結びつけるかは難しいけど、逆に声優の面白味はそこにあるのかも。


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声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.2

声優 津田 健次郎 × 音響監督 清水 洋史 「未来の仲間に捧げるメッセージ」vol.3

【重要告知】2次審査進出のチャンス!『mysta』特別枠で2次審査進出権をかけた争奪戦を開始!!

2018.09.28

「第2回 キミコエ・オーディション」では、
動画投稿アプリ『mysta』を利用した【2次審査進出権をかけた争奪戦】を2018年9月28日(金)から開始いたします!


動画投稿アプリ『mysta』上で開催する2次審査進出権をかけた争奪戦は、
エントリー者が投稿した自己紹介・歌の動画に、
視聴者の票数によってランク付けが行われる視聴者参加型の審査です。

そしてランキング上位3名が1次審査をパスし、そのまま2次審査に進出することができます。

既に他の応募方法で応募を完了している方も、重ねてご応募いただくことが可能です。

合格への道がより広がります!ぜひ、チャレンジしてみてください!



【「第2回 キミコエ・オーディション mysta特別枠」 概要】

<スケジュール>
●募集開始日:9月28日(金)
●公開日  :10月12日(金) 12:30
●締め切り :10月19日(金) 12:30
●終了日  :10月26日(金) 12:30
※ランキング1位〜3位の上位3名が2次審査に進出

<応募資格>
「第2回 キミコエ・オーディション」応募資格に準じます。
※既に「第2回 キミコエ・オーディション」にWEB・郵送含むその他の方法でエントリーされている方も、併せてご応募が可能です。
※「第2回 キミコエ・オーディション」の2次審査以降の審査スケジュールにご参加いただける方

<応募方法>
動画投稿アプリ『mysta』をダウンロードし、自己紹介・歌の動画を投稿。

<動画テーマ>
「自己紹介」と「歌」を披露

<投票方法>
アプリ視聴者の投票が反映されるオーディションです。下記より『mysta』アプリをダウンロードしていただくことで投票が可能になります。

『mysta』ダウンロードはこちらから

※「第2回 キミコエ・オーディション mysta特別枠」チャレンジはmysta株式会社が主催しているものであり、Apple Inc.、アップルジャパン合同会社、Google Inc.によるものではありません。
※不正チアなどが発覚した際には、チャレンジ終了後にランキングの更新を行う場合がございます。ご了承ください。

【お知らせ】好評につき応募締切延長決定!10/8(月)まで!

2018.09.14

好評につき応募締切延長決定!10/8(月)まで!


第2回 キミコエ・オーディション、好評につき応募締切の延長が決定いたしました!


応募締切は10/8(月)までとなります。

応募資格、選考スケジュール等の変更はございません。
オーディションについての詳細は公式HPをご覧ください。


みなさまのご応募、お待ちしております!


第2回 キミコエ・オーディション詳細はこちら

【お知らせ】審査員決定!人気アニメを手掛ける豪華クリエイター陣が参加!コメントも到着!

2018.08.22

第2回 キミコエ・オーディションの審査員が決定いたしました!

今回のオーディションには、
『はねバド!』で監督を務めた江崎慎平氏をはじめ、
『ハイキュー!!』など多数の人気アニメーションで脚本を務める岸本卓氏、
『ユーリ!!! on ICE』で音響監督を務める清水洋史氏
など、豪華なメンバーが審査員として参加いたします。

そして、審査員の方々からの応援コメントも到着!

みなさまのご応募、お待ちしております。


*審査員コメント*

江崎 慎平
アニメーション監督
代表作:『はねバド!』『モンスターストライク THE MOVIE はじまりの場所へ』ほか多数

新しい作品に参加するときに楽しみなことの一つが、人との出会いです。
こちらは演出家なので、特に役者さんとは一蓮托生。
どんな声の表現に出会えるのか、オーディションでは毎回自分もドキドキしています。
体当たりで、あなたの魅力を思いっきり表現してみてください。
そして、一緒に作品を作りましょう!


岸本 卓
脚本家
代表作:『ハイキュー!!』『はねバド!』ほか多数

オーディションの審査員など、シナリオライターの僕には荷が重いなぁと思いつつ、
新しい体験がしてみたいという利己的な動機で参加させていただきました。
今回の作品では、本筋は王道でありながら、
実験的なお話づくりにも挑戦していきたいと思っています。
どんな声に出会えるのか、とても楽しみにしています。


清水 洋史
株式会社東北新社 外画制作事業部 演出部 チーフディレクター
代表作:『ユーリ!!! on ICE』『ルパン三世 新TVシリーズ』ほか多数

フィクションは現実を変えるのか?答えはおそらくNOだ。
しかし現実を変えようとする誰かの心に火を灯すくらいのことはできるかもしれない。
架空の誰かを演じることが、もしかしたら誰かの人生を変えるかもしれない。
やってみたい?そのための第一歩は、まず自分の人生を変えること。
答えはそこにある。


結城 アイラ
歌手・作詞家
代表作:『Violet Snow』(アニメ『ヴァイオレットエヴァーガーデン』)
    『Heavenly Visitor』(作詞)(アニメ『アイドリッシュセブン』)

キミコエ・オーディション第2弾!開催おめでとうございます!
第1弾では、楽曲の作詞家として関わらせていただいてましたが、
今回は審査にも参加させていただけるとのこと、とても楽しみです。
人生は1度きり。せっかくなら思いっきり楽しんで、思いっきり悔しがって、
最後は大笑いできるような瞬間を見つけてみませんか?
あなたの中の原石を輝かせるお手伝いができたらと思いますので、
たくさんの挑戦をお待ちしております!


青沼 綾
『JUNON』『声優JUNON』編集者

時代は今、若手声優の戦国時代だと思います。
まさに群雄割拠の昨今、声優としてブレイクスルーするものは、
何かキラリと光る”本人のリアリティ”ではないかと感じています。
私が紙媒体の編集者として『JUNON』『声優JUNON』で追ってきた・表現したかったものは、そこにあるように思います。
”声”自体のことは専門外の私ですが、
みなさんのそんなパワーを感じ取れるのを楽しみにしています。


中島 浩二郎
株式会社オフィスPAC 代表取締役

声や演技の能力は自分ではなかなかわかりませんよね。
私たちはその素質も見ますが、探究心、向上心、コミュニケーション能力など、
「人間力」が高い方を求めます。
これらを高いレベルで持ち合わせた人は成長します。
オフィスPACはその成長を支えるべく最大限のバックアップを行い、
「成長」から「成功」へ共に歩んでいきたいと考えています。


林 隆司
株式会社東北新社 キミコエ・プロジェクト リーダー

東北新社グループ全体でバックアップ(合格後の事務所所属/レッスン/各種活動サポート等)
していくオーディション企画ですので、一歩を踏み出すことを恐れず、
声優や俳優の仕事に興味がある、人前で表現するのが好き、
そんな方は是非チャレンジして頂きたいと思います!

【お知らせ】「DAM★とも」でのご応募が可能になりました!

2018.08.10

2018年8月1日(水)から募集を開始した「第2回 キミコエ・オーディション」では、
2018年8月10日(金)から「DAM★とも」でのエントリーが可能になりました!
これまでのWEB応募、郵送応募に加え、
DAM設置店において「DAM★とも動画/録音」を利用し、
自身の歌声・歌唱シーンを録画・録音することで、簡単にエントリーすることができます。(※)

より気軽に応募が可能となった「第2回 キミコエ・オーディション」。
声優だけにとどまらず、舞台、映画と幅広い分野で羽ばたく、第一歩を踏み出しませんか?
みなさまのご応募をお待ちしております。


(※)「DAM★とも」サイトで応募後、
「第2回 キミコエ・オーディション」公式サイトで課題演技を提出して応募完了となります。

【情報解禁!】「第2回 キミコエ・オーディション」8月1日(水)から男性声優の募集を開始!~合格者は新作TVアニメのメインキャストに~

2018.07.04

\「第2回 キミコエ・オーディション」8月1日(水)から募集を開始!/

キミコエ・プロジェクトでは、
声優・俳優を目指す男性を募集する「第2回 キミコエ・オーディション」を
2018年8月1日(水)から開始いたします!

今回のオーディションでは、声の仕事はもちろんのこと、
舞台・映画など幅広く活躍できる男性声優を募集いたします。

合格者は、東北新社とライデンフィルムが手がける新作TVアニメシリーズで、
メインキャストとしてデビューが決定!
さらに、声優事務所へ所属が決定、無料レッスンが受けられるほか、
番組や吹替作品へ出演いただくなど、
東北新社グループが総力を挙げてバックアップいたします。

声優だけにとどまらず、舞台、映画と幅広い分野で羽ばたく、
第一歩を踏み出しませんか?
自薦・他薦は問いません。

みなさまのご応募、お待ちしております!

※詳細は公式HPをご確認ください。

「キミコエ・プロジェクト スペシャルステージ」開催レポート

2018.03.28

2018年3月25日(日)に、東京ビッグサイトにて開催された『Anime Japan 2018』にて「キミコエ・プロジェクト スペシャルステージ」を開催いたしました!

当日は、第1回のオーディションで合格し、声優デビューを果たした6名全員が登壇。
オーディション参加時を振り返った片平美那が「今でもレッスンはありますが、やはりメンバーがいるから頑張れたと思うんです。
切磋琢磨(せっさたくま)しあい、高めあいながら活動ができていると思います」と語ると、
飯野美紗子も「大切なつながりを見つけられる時間だったなと思います」
と誇らしげな顔を見せました。

 そしてイベントでは、「第2回 キミコエ・オーディション」の開催についても発表されました。「第2回 キミコエ・オーディション」では、声優を目指す男性を募集!さらに、「第2回 キミコエ・オーディション」の見届け人として、俳優・声優として第一線で活躍する津田健次郎さんが登場、会場は一層の盛り上がりを見せました。
そしてその後のトークコーナーでは、これから羽ばたいていく第1回合格者の彼女たちに、津田さんから役者としての心構えをレクチャーしていただく、というひと幕もありました。

 声優界の先輩として幅広く活躍する津田さんだけに、聞きたいことがたくさんある様子の彼女たち。「役者を目指したきっかけは?」「アニメや舞台のオーディションを受けるときに大事にしていることは?」といった質問が次々と飛び出すなど、彼女たちの質問もどんどんと熱を帯びていきます。
そして田中有紀からは「役の幅を広げるために大切だと思うこと、実践されていることはありますか?」という質問も。それに対しては「なんでしょうね…。パッと浮かんだのはどう生きるか、ということですね」と返答した津田さん。「普段、何を見て、どういう風に気持ちが動いて。どういう風に苦しんで、何に喜んで…ということが役者の幅を広げていくのかなと。そういうのものは日常にしかないですからね」と続けると、「やはり面白い芝居をする人と話をすると、その人はやはり面白い人なんですよね。いろんな角度でものごとを考えたり、いろんな体験をしていらっしゃったりとか。世の中の見方が面白いですよね。それは役者に限らず、表現者全般にも言えることで。職業に限らず、トップクラスの表現者はみんな面白いですよね」と付け加えました。

 さらに舞台、アニメ、ゲームと幅広いジャンルで活躍する津田さんに向けて「どれもお芝居という点では共通していると思いますが、ジャンルの違いで、演じ方に違いはありますか?」と神戸が質問。それに対して「基本的にはお芝居をするということに違いはないと思っています」と返答した津田さんは、「僕もいろんなジャンルのお仕事をやっているので、よく聞かれることなんですが、その時に答えるのは、一枚の絵を描くことがお芝居だとするならば、ジャンルの違いというのは、それが油絵なのか、水彩画なのか、という筆の使い方の違いなんだと思う、ということなんです。どの筆をチョイスするかで、最終的な印象が変わってくると思います。やはりすてきな絵を描ける人は、どのジャンルでもある程度すてきな絵が描けると思うんですよね」と切り出すと、「どの筆を使うか、というのは結局、実戦で覚えるのが早いんですよね。どうしても最初はうまくいかないじゃないですか。でも大恥をかいていけば覚えますよ。なぜならヤバいから。切実であればあるほど、覚えるのは早い気がしますね」とアドバイス。
経験豊富な津田さんならではの的確な答えの数々に、彼女たちも熱心に耳を傾けていました。

そんな白熱したイベントもいよいよ終盤。間もなく募集が開始となる「第2回 キミコエ・オーディション」について津田さんは、「とても面白そうな企画にお声がけしていただいて、光栄に思っています。自分に何ができるか分かりませんが、できることを精いっぱいやらせていただこうと思います」とコメント。「とにかく興味があったら、臆せずに応募してみてください。絶対にうまくいくとは限りませんが、一歩を踏み出さないと始まりません。ぜひとも応援をよろしくお願いします」と付け加え、「第2回 キミコエ・オーディション」を見届ける思いを語りました。
「キミコエ・プロジェクト」では、間もなく「第2回 キミコエ・オーディション」の募集を開始予定です。最新情報については随時、公式HPで発表を行ってまいります。声優界を担う新たなスターの誕生に、ぜひご注目ください。

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