「キミコエ・プロジェクト スペシャルステージ」開催レポート
2018年03月28日
2018年3月25日(日)に、東京ビッグサイトにて開催された『Anime Japan 2018』にて「キミコエ・プロジェクト スペシャルステージ」を開催いたしました!

当日は、第1回のオーディションで合格し、声優デビューを果たした6名全員が登壇。
オーディション参加時を振り返った片平美那が「今でもレッスンはありますが、やはりメンバーがいるから頑張れたと思うんです。
切磋琢磨(せっさたくま)しあい、高めあいながら活動ができていると思います」と語ると、
飯野美紗子も「大切なつながりを見つけられる時間だったなと思います」
と誇らしげな顔を見せました。

 そしてイベントでは、「第2回 キミコエ・オーディション」の開催についても発表されました。「第2回 キミコエ・オーディション」では、声優を目指す男性を募集!さらに、「第2回 キミコエ・オーディション」の見届け人として、俳優・声優として第一線で活躍する津田健次郎さんが登場、会場は一層の盛り上がりを見せました。
そしてその後のトークコーナーでは、これから羽ばたいていく第1回合格者の彼女たちに、津田さんから役者としての心構えをレクチャーしていただく、というひと幕もありました。

 声優界の先輩として幅広く活躍する津田さんだけに、聞きたいことがたくさんある様子の彼女たち。「役者を目指したきっかけは?」「アニメや舞台のオーディションを受けるときに大事にしていることは?」といった質問が次々と飛び出すなど、彼女たちの質問もどんどんと熱を帯びていきます。
そして田中有紀からは「役の幅を広げるために大切だと思うこと、実践されていることはありますか?」という質問も。それに対しては「なんでしょうね…。パッと浮かんだのはどう生きるか、ということですね」と返答した津田さん。「普段、何を見て、どういう風に気持ちが動いて。どういう風に苦しんで、何に喜んで…ということが役者の幅を広げていくのかなと。そういうのものは日常にしかないですからね」と続けると、「やはり面白い芝居をする人と話をすると、その人はやはり面白い人なんですよね。いろんな角度でものごとを考えたり、いろんな体験をしていらっしゃったりとか。世の中の見方が面白いですよね。それは役者に限らず、表現者全般にも言えることで。職業に限らず、トップクラスの表現者はみんな面白いですよね」と付け加えました。

 さらに舞台、アニメ、ゲームと幅広いジャンルで活躍する津田さんに向けて「どれもお芝居という点では共通していると思いますが、ジャンルの違いで、演じ方に違いはありますか?」と神戸が質問。それに対して「基本的にはお芝居をするということに違いはないと思っています」と返答した津田さんは、「僕もいろんなジャンルのお仕事をやっているので、よく聞かれることなんですが、その時に答えるのは、一枚の絵を描くことがお芝居だとするならば、ジャンルの違いというのは、それが油絵なのか、水彩画なのか、という筆の使い方の違いなんだと思う、ということなんです。どの筆をチョイスするかで、最終的な印象が変わってくると思います。やはりすてきな絵を描ける人は、どのジャンルでもある程度すてきな絵が描けると思うんですよね」と切り出すと、「どの筆を使うか、というのは結局、実戦で覚えるのが早いんですよね。どうしても最初はうまくいかないじゃないですか。でも大恥をかいていけば覚えますよ。なぜならヤバいから。切実であればあるほど、覚えるのは早い気がしますね」とアドバイス。
経験豊富な津田さんならではの的確な答えの数々に、彼女たちも熱心に耳を傾けていました。

そんな白熱したイベントもいよいよ終盤。間もなく募集が開始となる「第2回 キミコエ・オーディション」について津田さんは、「とても面白そうな企画にお声がけしていただいて、光栄に思っています。自分に何ができるか分かりませんが、できることを精いっぱいやらせていただこうと思います」とコメント。「とにかく興味があったら、臆せずに応募してみてください。絶対にうまくいくとは限りませんが、一歩を踏み出さないと始まりません。ぜひとも応援をよろしくお願いします」と付け加え、「第2回 キミコエ・オーディション」を見届ける思いを語りました。
「キミコエ・プロジェクト」では、間もなく「第2回 キミコエ・オーディション」の募集を開始予定です。最新情報については随時、公式HPで発表を行ってまいります。声優界を担う新たなスターの誕生に、ぜひご注目ください。