きみの声をとどけたい
 なぎさは、海の見える日ノ坂町に住む女子高生。ある日、誰も使っていないミニFMステーションの存在を知ります。“声”を通じて、新たな世界と出会っていくなぎさ。映画は、なぎさたち女子高生の悩みや喜び、あこがれや夢を、かけがえのない日々を通じて描き出していきます。そして最後は、そんな彼女たちが“声”を通じて、小さなキセキを起こします。
 物語の中心は、なぎさを始めとする7人の女子高生たち。昨年8月に開催された第1回新世代声優発掘・育成プロジェクト「キミコエ・オーディション」で選ばれた6人の新人声優と、『ラブライブ!』の園田海未役などで人気の三森すずこが、ピュアで初々しい女子高生を演じます。「キミコエ・オーディション」出身の新人声優6人はユニット“NOW ON AIR”として既にデビューを果たしており、本編中でも魅力的な歌声を聞かせています。
 監督は『オーバーロード』などの伊藤尚往。脚本は『夜桜四重奏 -ハナノウタ- 』などの石川学。キャラクター原案は、漫画家・イラストレーターの青木俊直。制作は『時をかける少女』『ちはやふる』のマッドハウス。実力派のスタッフならではの美しい映像は10代だけにとどまらず、幅広い世代に訴える力を持っています。
 “声”は人と人を繋ぎ、想いを届けます。見終わった後、心に爽やかな風が吹く、フレッシュな青春映画の誕生です。